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PSEその後
3月中は騒々しかったPSE問題も、4月に入るとパタッと静かになってしまいました。まるで12月26日のクリスマスみたいです。特別承認制度(ビンテージもの)だとか、業者の自主検査によるPSEマーク付与だのといった負担軽減策、所謂骨抜きにより実質的な施行を遅らせるという古典的な手法です。古典的といえば、大岡裁きを思い出しました。何かの本で大岡裁きとは法を厳密に適用しないこと、即ちお目こぼしが多いことであると読んだ記憶があります。なるほど、江戸時代のご法度はシンプルだったでしょうから、律儀に適用すれば獄門・打首の山になったでありましょう。しかし現在のような分厚い六法全書を抱えた法治国家日本で、新制度の移行直前にその法に大岡裁きが適用されるのはどう考えても欠陥法としか思えません。
簡単な絶縁耐久試験でPSEマークをつけられるのであれば、最初からリサイクル業者は簡単な絶縁耐久試験をして販売すべしとした方が良かったのではないでしょうか。もっともリサイクルのことなどはなから頭には無かったようですが・・。第一電気製品には〒マークが既にあり、世界一品質の高い電気製品の産出国であり、PL法まであるにもかかわらず何故にPSEが必要だったのでしょうか。しかも中古業者にもできる簡単な絶縁試験でPSEマークが付与されるとなれば、今までの世界に冠たるメーカーの技術・信頼とは如何ほどのものだったのでありましょうか。メーカーにとっては特別の改良も無くただ単にPSEなるマークを付けるだけの手間に違いありません。むしろ経年変化に対する安全の担保として、中古品にこそ絶縁耐用試験の上PSE付与を義務付ける方が常識的です。
結局、「体制を順次整える」と言いながら、実は曖昧なままあと5年もすれば壊れたものは廃棄され、何れPSEマーク付きだけになって目出度し目出度しとなるのでありましょう。
片方でリユースを奨励する経済産業省にしては余りにもいい加減ではありませんか。


by saifukyo | 2006-04-11 12:05
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